2025-10-8
コラム【裾野市】愛するペットとの最期のお別れ。後悔しない火葬を選ぶためのガイド
裾野市では、人間を火葬する公営の斎場(裾野長泉斎苑 麗峰の丘)はありますが、原則としてペットの火葬は行われていません。そのため、大切なペットの火葬を行うには、主に「民間のペット火葬業者」を利用することになります。
民間業者の利用が主流となる中で、後悔のないお別れをするために、ペット火葬の種類とそれぞれの特徴、業者選びのポイントについて詳しくご紹介します。
Contents
裾野市で利用できる主なペット火葬の方法(民間業者)
公営の施設が利用できないため、裾野市周辺で営業している民間のペット火葬業者に依頼するのが一般的です。民間業者が提供する火葬サービスは、大きく分けて以下の3種類があります。
訪問火葬(移動火葬車)
専用の火葬炉を搭載した車が、自宅など指定の場所まで来て火葬を行う方法です。
- メリット:
- ・自宅の近くで最期のお別れができ、ペットを遠くまで運ぶ手間がありません。
- ・周りを気にせず、家族だけでゆっくりと見送ることができます。
- ・個別火葬(遺骨が戻る)の形式が多いです。
- ・24時間対応している業者も多く、急な場合にも対応しやすいです。
- デメリット:
- ・火葬場所は、近隣への配慮が必要なため、業者が指定する広い場所や、自宅から離れた静かな場所になることがあります。
- ・地域によっては規制があり、利用できない場所がある場合があります。
施設での個別火葬(立会火葬・一任火葬)
業者が運営する専用の火葬施設(ペット霊園など)にペットを連れて行き、火葬を行う方法です。
立会個別火葬;
飼い主が火葬に立ち会い、火葬後のお骨上げ(収骨)まで行うことができます。
- メリット:
- ・人間の葬儀に近い形で、しっかりと最期を見送ることができます。
- ・遺骨を確実に家族の手で収められるため、安心感があります。
- デメリット:
- ・他の火葬方法に比べて費用が最も高くなる傾向があります。
- ・火葬施設まで移動する必要があります。
一任個別火葬:
ペットを施設に預け、火葬からお骨上げまで全て業者に任せる方法です。火葬後、遺骨は骨壺に入れられて飼い主の元へ返骨されます。
- メリット:
- ・立会火葬よりも費用を抑えられます。
- ・飼い主が立ち会う時間や精神的な負担が軽減されます。
- デメリット:
- ・火葬に立ち会うことはできません。
合同火葬(施設での一任)
複数のペットと一緒に火葬を行う方法です。
- メリット:
- ・費用を最も安く抑えることができます。
- ・火葬後の遺骨の埋葬や供養(多くの場合、合同墓地へ埋葬)を業者に任せることができます。
- デメリット:
- ・遺骨は他のペットと一緒になるため、原則として返骨はされません。
- ・火葬に立ち会うことはできません。
後悔しないための業者選びのポイント
裾野市には複数の民間業者が対応しているため、後悔のないお別れをするためには、いくつかの点を事前に確認することが重要です。
費用と火葬プランの確認
- 総額費用の確認: 提示された料金に、火葬料金の他に、骨壺、骨袋、お別れ時の祭壇、出張費などが全て含まれているかを確認しましょう。後から追加料金が発生しないかどうかが重要です。
- ペットの体重による料金: ペットの体重によって料金が変わるのが一般的です。正確な体重を伝え、見積もりを取りましょう。
遺骨の返骨の有無と供養の方法
- 希望する供養方法: 火葬後に遺骨を「手元に置いて供養したい」「霊園のお墓に埋葬したい」「散骨したい」など、希望する供養方法を決め、それに対応できるプランを選びましょう。
- 合同火葬は返骨なし: 合同火葬を選ぶと遺骨は戻りません。遺骨を返してほしい場合は、必ず個別火葬(立会または一任)を選んでください。
業者の信頼性と対応
- 電話対応: 亡くなった直後は冷静な判断が難しいものです。電話で問い合わせる際に、業者のスタッフが親切で丁寧な対応をしてくれるか、質問に明確に答えてくれるかを確認しましょう。
- 口コミ・評判: 実際に利用した人の口コミや評判を参考に、信頼できる業者かどうかを見極めるのも一つの方法です。
大切な家族であるペットとのお別れは、大変つらい瞬間です。公営の選択肢がない分、ご自身の気持ちと予算、そしてペットにしてあげたい供養の形に最も合った民間の業者と火葬プランを選び、心ゆくまでお別れをしてください。