【伊豆の国市にお住まいの方へ】後悔しないペット火葬・葬儀の選び方と流れ

伊豆の国市で大切な家族であるペットの火葬をご検討されるにあたり、公営斎場と民間のサービスについて詳しくご説明します。ご家族の一員であったペットとのお別れを心を込めて行うための参考にしてください。

公営斎場におけるペット火葬：伊豆の国市斎場「梛の杜（なぎのもり）」

伊豆の国市にお住まいの方が利用できる公営の施設として、「伊豆の国市斎場 梛の杜」があります。この斎場は人用の火葬炉とは別にペット専用の火葬炉を備えており、市民の方々が比較的安価に、安心してペットの火葬を行えるように配慮されています。

施設の概要と利用方法

伊豆の国市斎場は、伊豆の国市韮山多田に位置し、電話で事前に予約が必要です。予約は環境政策課が受け付けており、土日祝日も予約が可能です。持ち込み日時を予約し、その際に火葬方式を伝える必要があります。ペットの火葬は、ご遺体を布で包み、段ボール箱などに入れて持ち込むことが推奨されています。

火葬方式と料金（伊豆の国市民の場合）

伊豆の国市斎場でのペット火葬には、主に二つの方式が用意されています。

1. 合同火葬方式

• 内容: 複数のペットのご遺体を一緒に火葬する方式です。個別の収骨はできません。火葬後、ご遺骨は共同供養塔などに埋葬されます。
• 料金の目安: 1体あたり3,000円です。比較的安価に済ませたい方や、個別の収骨にこだわらない方に選ばれています。

2. 個別火葬方式

• 内容: ペットのご遺体を単体で火葬し、ご遺族が収骨できる方式です。火葬後、収骨してご遺骨を持ち帰ることができます。ご遺骨の受取日（持ち込み日から8日以降の日）を事前に予約する必要があります。
• 料金の目安: 1体あたり30,000円です。個別に丁寧なお別れを望み、ご遺骨を手元に残したい、あるいは個別に納骨したいと考える方に選ばれています。

注意点として、ご遺体の持ち込み予約は、午前の持ち込みは前日の15時まで、午後の持ち込みは当日の12時（正午）までとなっています。また、料金は市民価格であり、市外の方は異なる料金が設定されている可能性があります。最新かつ正確な情報は、必ず伊豆の国市役所の環境政策課にご確認ください。

 

民間のペット火葬・葬儀サービス

伊豆の国市内やその周辺地域には、多様なニーズに応えるための民間のペット火葬・葬儀業者が存在します。公営斎場とは異なり、より手厚いサービスや、ご自宅にいながらにしてお別れができる訪問火葬のサービスを提供しているのが特徴です。

サービスの種類と特徴

民間業者では、主に以下の火葬形式やサービスが提供されています。

1. 訪問（出張）火葬

• ・高性能の火葬車がご自宅や指定された場所まで来て、その場で火葬を行うサービスです。
• ・ご自宅の敷地内など、慣れた場所でペットとのお別れができ、移動の手間がありません。近隣への配慮から、火葬場所については業者と相談が必要です。
• ・火葬形式は、ご家族が立ち会って収骨する立会個別火葬のほか、業者に全て任せて火葬後にご遺骨を引き取る一任個別火葬などを選べます。

2. 施設での火葬

• ・業者が運営する専用の施設にペットのご遺体を持ち込み、火葬を行うサービスです。施設によっては、炉前でお別れの時間を設けたり、葬儀や読経を執り行うことができる場合もあります。
• ・火葬形式は、ご家族が立ち会って収骨する立会個別火葬のほか、業者に全て任せて火葬後にご遺骨を引き取る一任個別火葬、あるいは公営と同様に他のペットと一緒に行う合同火葬が選べることが多いです。

3. 宗教的儀式と供養

• ・一部の民間業者や、提携している寺院では、葬儀や読経を火葬の前後に執り行うことができます。伊豆の国市内には、ペットの供養を受け入れている寺院（例：曹洞宗 長谷山 蔵春院、日蓮宗 徳栄山 實成寺など）も存在し、火葬から納骨までを一貫して相談できる場合があります。
• ・納骨・供養の選択肢も豊富で、ご遺骨の返骨、霊園の個別墓地、納骨堂、共同供養塔への埋葬・納骨、さらには散骨といった供養方法が提供されています。

料金体系（民間業者の目安）

民間の料金は、ペットの体重や種類、選択する火葬形式（合同・一任個別・立会個別・引取個別）、そしてオプションサービス（お迎え、骨壺・骨袋、葬儀、納骨など）によって大きく変動します。

• ・合同火葬（施設へ持ち込み）: 比較的安価な価格設定から提供している業者もありますが、一般的には公営斎場の合同火葬よりも高めになる傾向があります。
• ・個別火葬（訪問または施設）: 立会個別火葬は、一般的に数千円から数万円の幅で、体重が重くなるほど高くなります。例えば、小型犬や猫で1万円台から3万円程度、大型犬ではそれ以上が目安となることが多いです。訪問火葬の場合、出張費が別途必要になるか、料金に含まれているかを確認が必要です。

民間業者は24時間365日受付などを強みとしているところが多く、急な事態にも対応してもらいやすいのが利点です。価格やサービス内容、スタッフの対応などを比較検討し、ご家族が納得できるお別れの形を選ぶことが重要です。

 

まとめと選択のポイント

伊豆の国市でペット火葬を考える際、公営斎場と民間業者のどちらを選ぶかは、予算とお別れの形式に対するご希望によって決まります。

1. 費用を抑えたい、または個別収骨にこだわらない場合
   • ・伊豆の国市斎場の合同火葬が最も安価です。
2. 個別にご遺骨を手元に残したい場合
   • ・伊豆の国市斎場の個別火葬は、手続きや日時の制約があります。
   • ・民間業者の立会個別火葬は、ご自宅での火葬や、より柔軟な日時設定、手厚いお別れ、そしてその後の供養の選択肢が豊富です。

どちらの選択肢を選ぶにしても、必ず事前に電話で問い合わせを行い、最新の料金、予約状況、火葬の流れ、持ち込み方法などを確認し、後悔のないお別れができるよう準備を進めることをお勧めします。