2026-1-28
コラムペットとのお別れ前夜に。後悔しない安置と弔いの作法|静岡県東部1.5万件の実績
【専門家監修】最後の一夜を、迷いなく過ごしていただくために
この記事は、沼津・三島を中心に静岡県東部全域で15年、15,000件以上のペット葬儀に立ち会ってきたアニマルライフケア沼津が執筆しています。膨大な現場経験の中で、多くの飼い主様からいただいた「安置の仕方に決まりはありますか?」という切実なご不安にお答えし、ご家族らしく後悔のない時間を過ごすための「安置と弔いの作法」をプロの視点で解説します。
Contents
安置の仕方は、ご家族の想いひとつで「自由」に行えます
ペットちゃんが旅立った直後、多くの飼い主様が「宗教的な決まりは?」「向きはどっち?」「無宗教だけど何か儀式をすべき?」と戸惑われます。
まず最初にお伝えしたいのは、ペットちゃんの安置は、何にも縛られず自由に行ってよいということです。
仏教、神道、キリスト教、あるいは特定の信仰を持たない無宗教の方。どのような形であっても、飼い主様が家族であるペットを想って整えた場所こそが、最高の供養の場所になります。形式や「正解」を気にして、ペットとの貴重な最後の一夜を不安なまま過ごす必要はありません。
私たちは15,000件以上の現場を共にしてきましたが、一番大切なのは作法ではなく、ご家族が納得できる形でお別れすることだと確信しています。地域の皆様からご相談をいただく際も、私たちはまず「ご家族の思う通り、自由に進めて大丈夫ですよ」とお伝えしています。

宗教・スタイル別のお別れの目安(ヒント)
「それでも、何か目安が欲しい」という方のために、一般的に言われているお別れの形をご紹介します。
※注釈:宗教には多くの宗派があり、地域やご家庭の習わしによって考え方は千差万別です。ここでご紹介するのはあくまで「おおむねの目安」であり、必ずこうしなければならないという絶対のルールではありません。
仏教スタイル(一般的な供養)
日本で最も馴染みのある形です。
- 向き: お顔を北(または西)に向ける「北枕」が一般的ですが、お部屋の間取りや、いつもの定位置を優先しても問題ありません。
- お供え: 枕元に新鮮なお水(末期の水)と、生前好きだったおやつを供えます。
- お焼香・お線香: 気持ちを落ち着かせるためにあげても良いでしょう。※火の取り扱いには十分ご注意ください。
神道スタイル(守り神として送る)
「死は穢れ(けがれ)」ではなく、魂が家の「守り神」になると考えます。
- お供え: 枕元に洗米、塩、水、お酒をお供えするのが基本の作法です。
- 挨拶: 「今まで守ってくれてありがとう。これからも家族を見守ってね」と感謝を伝えます。
キリスト教スタイル(天国の再会を願う)
死を「神様のもとへ召される」前向きなこととして捉えます。
- 準備: お姿を白い布で優しく包み、周囲をお花で飾ります。あれば十字架や聖書をそばに置きます。
- 祈り: 悲しみの時間だけでなく、天国で安らかに過ごせるよう祈りを捧げます。
無宗教・自分たちらしいスタイル(アニマルライフケア沼津)
私たちは特定の宗教に縛られない「自分たちらしいお別れ」を大切にしています。
- いつもの場所で: ケージの中ではなく、お気に入りだったソファや、家族が集まるリビングで一晩を過ごさせてあげる方も多いです。
- 家族の時間: 好きだった音楽を流したり、家族で思い出話をして笑い合ったり。形式よりも「いつも通り」を大切にすることが、あの子にとっても一番安心できる供養かもしれません。
プロとしてこれだけはお伝えしたい「安置の基本」
安置の形式は自由ですが、お姿を綺麗に残すために守っていただきたい「物理的なルール」が2つだけあります。
1. お姿を整える(死後硬直が始まる前に)
ペットちゃんは亡くなってから数時間で体が固まり始めます。
- 姿勢: 手足が伸びきっている場合は、優しく胸の方へ折り曲げ、丸まって眠っているような自然なポーズに整えてあげてください。
- お顔: 目や口が開いている場合は、優しく閉じてあげます。閉じにくい場合は、薄いガーゼなどを当ててあげても良いでしょう。
2. 正しく冷やす(保冷剤の当て方)
お姿を綺麗に残し、火葬の際にお骨を真っ白に残すために、最も大切です。
- 重点箇所: 「首元」と「お腹(内臓がある部分)」を優先的に冷やしてください。
- 方法: 保冷剤やドライアイスをタオルで巻き、直接お体に触れないように当てます。夏場はもちろん、冬場でも暖房の効いた室内では、しっかりとした保冷が必要です。
形にとらわれない「最後のお世話」のすすめ
安置が整ったら、作業としてではなく「家族としての最後のお世話」をしてあげてください。
- ブラッシング: 生前、ブラッシングが好きだった子なら、優しく毛並みを整えてあげてください。「今まで綺麗でいてくれてありがとう」と声をかけながら触れる時間は、ご家族の心も癒やしてくれます。
- お焼香・献花: お焼香に決まりはありません。仏教では3回と言われることもありますが、ペットちゃんの場合は1回に心を込めるだけでも十分です。煙が気になる場合は、お好きだった色の花を一本ずつお体に添えてあげる「献花」スタイルも素敵です。
- 思い出を残す: お骨にする前に、足形をとったり、少しだけ毛をカットして残しておくのも一つです。後から「やっておけばよかった」と思う方が多いポイントですので、ぜひこの夜に検討してみてください。
よくあるご質問(安置のQ&A)
Q:エアコンの温度設定はどうすればいい?
A:夏場なら可能な限り低く(20度以下推奨)、冬場でも暖房は切り、涼しいお部屋を選んでください。保冷剤と併用することで、お姿をより長く綺麗に保てます。
Q:同居している他の子(ペット)に会わせてもいい?
A:もちろんです。動物たちも仲間がいなくなったことを理解し、お別れをする必要があります。クンクンと匂いを嗅いだり、そばに寄り添ったり、彼らなりの納得ができるまで時間を取ってあげてください。
まとめ:一番大切なのは「後悔しない」時間の過ごし方
静岡県東部全域で15年、15,000件以上のお別れに寄り添ってきましたが、宗教の有無や作法の違いで、ペットちゃんが天国に行けないなんてことは絶対にありません。
一番の供養は、飼い主様が「あの子のために、自分ができる精一杯のことをした」という納得感を持つことです。形式的な正解を探すよりも、ご家族らしく自由なお別れの時間を過ごしてください。
「こんな安置の仕方で大丈夫?」「自分たちらしい供養について相談したい」そんな時は、いつでもアニマルライフケア沼津へお電話ください。私たちは無宗教の立場から、ご家族それぞれの「正しいお別れの形」を一緒に考え、全力でサポートさせていただきます。
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※静岡県東部および近隣地域も柔軟に対応いたします。お気軽にご相談ください。





