2024-6-18
コラムペット火葬車、メリットと注意点
家族の大切な一員であったペットが亡くなってしまったら、悲しいことですが、まずは火葬や供養をしてお見送りをすることを考えなければなりません。火葬をしてから寺院などに納骨したい、火葬をしてお骨を手元で供養したいなどペットの火葬を行うことを決めたなら、移動火葬車を利用して自宅や想い出の場所などでお見送りすることができます。
このページでは、移動火葬車を利用して行うペット火葬のメリットや注意点について解説していきます。
Contents
移動火葬車って何?
まずは、移動火葬車についての解説です。
ペットの移動火葬車とは、ペット火葬専用の炉を載せた車です。依頼者の指定場所に訪問し、火葬を執り行います。外見は一般的なワンボックスカーで、ほとんどのペット火葬の会社が会社名などを入れていません。そのため、住宅街に停車していても目立つことはありません。ペット用の火葬炉は、火葬の際の煙や匂い、ダイオキシンなどの有害物質の出ない構造になっており、住宅街での火葬であってもほとんど心配はありません。
移動火葬車のメリット
遺体を移動させなくてもよい
移動火葬車は、指定した場所に車が訪問してくれるので、火葬施設に亡くなったペットを連れていく必要がありません。ペットの大きさや、亡くなった時の事情により飼い主が動かすことができない場合があります。また、自家用車を所有していない場合などは、施設までの交通手段に悩むことになります。火葬車が自宅や指定の場所まで出向いてくれれば、こうした負担を軽減することができます。
ともに過ごした自宅から旅立つ
多くの飼い主は、ペットとともに過ごした自宅で最後の旅立ちをさせたいと考えています。火葬車を利用すれば、最期まで自宅で過ごした時間を大切にしながら、お別れすることができます。また想い出の公園などでも火葬できる場合があります。
時間の融通が利く
ペット火葬業者によっては24時間対応している業者もあり、お仕事などで忙しく時間が取れない方には利用しやすいサービスです。一般的な火葬施設は開園時間が決められており、夜間火葬を行える場所は多くありません。移動火葬車による火葬であれば、家族そろって見送りたいという希望に沿うことができます。
移動火葬車の注意点
大きなペットは火葬ができない場合も
大型犬など大きなペットは、移動火葬車に設置されている火葬炉に入らない場合があります。そのため、火葬ができない可能性があります。大きなペットの場合は依頼する前に、火葬が可能かどうかを確認することが重要です。
人の目を引く場合がある
住宅地では車の周りに人が集まっていると人目を引くことがあります。ペットを飼っていない方にとって自宅近くでの火葬に抵抗を感じる方もいます。そんな時には車を目立たない場所に移動して火葬を行い、気持よく立ち会うことが可能です。
愛するペットの火葬を移動火葬車で利用する場合には、希望や心配な点をよく確認して依頼しましょう。